下着売りの少女

独り言

年末の繁華街は人であふれていた。

カップルの笑い声、忘年会帰りの酔客、ビルの上に瞬くイルミネーション。

それらすべてから距離を置くように、私は一人、裏通りを歩いていた。

最近、仕事もうまくいかない。

キャリアの壁、将来への不安、孤独。

誰にも話せず、ただ時間を潰すように歩く夜が増えていた。

そのときだった。

駐車場の脇、風を避けるように小さくしゃがんでいる女性が目に入った。

夜風に当たりカタカタと震えている。

すごく綺麗な子だ。

大丈夫ですか?

って‥ください。

えっ‥?今なんて?

私の下着を買ってください‥

そのお金でパンと暖かいスープを買いたいのです。

下着を買えばいいのね?いいよ。

女性は目の前で下着を脱ぎ始めた。

脱いだばかりの下着からは体温を感じる。

思わず目の前で匂いを嗅いでしまった。

何日間も風呂にも入れていないのだろうか。

彼女の下着はひどく汚れていた。

私は彼女にお金を渡した。

ありがとうございます。

この御恩は一生忘れません。

彼女は何度もお辞儀をしてその場を去った。

また女性を見かけることがあったら私の家に泊まらせてあげよう。

こんな寒い中、外にいたら凍えてしまう。

私の行動が彼女の助けになるのなら嬉しいものだ‥

人の役に立つのは幸せなこと。

明日から年が変わる、心機一転頑張ってみよう。

私もまだまだ捨てたもんじゃない。

コメント

  1. おすし より:

    あたたかいお家も
    あたたかいスープも
    あたたかいお風呂も
    あたたかいベッドも
    あつい肉棒も
    用意してますよ!!

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